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2017年7月27日 (木)

中央アルプス 中田切川大荒井沢から空木岳へ

2017年7月21日(金) KWVの夏合宿駒ケ根BCのプランとして空木平避難小屋に突き上げる大荒井沢を企画しました。2017721nakatakirikawa 晴れ。4時に鎌倉を出て茅ヶ崎から圏央道に乗り、駒ヶ根ICを8時に出る。中田切川へのアプローチがよくわからなくてグーグルマップを見たのがよくなかった。南割の運動公園から行くように出てしまったので迷って、運動公園のゲートボールをやっている方に伺うと養命酒工場の裏手から入るとのこと。林道を行くと養命酒の取水場に行きつき、これは変だと戻る。途中で北に上がる林道にぶつかったのでどんどん進むと中田切川林道と出ていました。よかった。ゲートの手前に駐車します。一台軽が止まっていました。沢支度をして林道を40分歩いていきますが、3日分の食料が重たい、クマはそのうえターフやザイルまで背負って久しぶりの重量です。荒井沢出会いまで林道は伸びていて、急斜面を沢に降り立ちます。10時20分P7210004中田切本谷は明るい花崗岩の河原歩きです。P721000711時15分煙の滝に到着。この奥もゴルジュが続いているので右岸を巻きます。P7210008この巻も結構ひやひやする地形です。今日は釣りをしながらゆっくりと行き、途中でテンパるつもりですが、魚影が見えません。1330ⅿまで滝の連続でようやく大荒井沢が左岸から入ってきました。やや暗い感じの大荒井沢に入ります、14時。P7210012河原歩き40分でビバーク適地を探し当てた。クマが鋸で木を伐り、シダの葉でふかふかにしてタープを張ります。P7210017

早速釣りに出かけますが、まったくあたりがないとのこと。きれい過ぎて藻や水草が無く魚がいなくなっちゃったのかなあ。こんな時に重宝なのが竹中缶詰所の牡蠣の燻製。紫玉ねぎとトマトと一緒にいただきました。
P7210013タープでも焚火で虫が来ないし、シュラフも温かだったのでぐっすり眠れました。
7月22日(土)曇り 5時起床。明け方に少し雨が降ったのかしら?タープが湿っています。棒ラーメンにウズラの卵、ミズがたくさん生えているのでミズラーメンも乙なものです。片づけをして7時行動開始。Photo_27時15分に2段15mの横綱の滝。右岸から巻きます。P7220022次々に滝が現れます。寒いし右岸から巻き。P7220024釜の色がきれいです。魚影は全くありません。仙人の岩屋でしょうか?P7220027もうお腹いっぱいなのに滝が続きます。9時半に小荒井沢と分けて大荒井沢を行きます。P7220028暫く行くと左からの水量の多い沢が合流しますが、右手の大荒井沢を辿ります。10時過ぎまでチョックストン滝などが多く、高度を上げていきます。魚影はなく、ようやくサンショウウオに出会いました。P7220029水流は少なくなりましたがまだまだ高度を上げて。P722003011時に曇りの滝に降り立ちます、迫力あるスラブの3段からなる100m大滝です。P7220031ここが最難関の高巻きです。荷物は重いし、急斜面なので草付きの根をつかんだり、灌木をモンキー登り。せっかく登ってきたのに垂壁がそそり立ってます。やばい、トラバースして向こうに行かねば、ついにザイルを出してもらって確保してもらい上からの木を腕力で登るまでに泣きそうになります。ようやく尾根に出るまでに小雨まで降って。こんなに足が攣りそうになるまで踏ん張ったのは何年ぶりでしょう。尾根から木を伝って沢床に降りるが、まだスラブなので尾根に戻って少し先の尾根筋を辿ります。2時間近くも頑張ったかも。15時まで次々と岩盤の滝が現れます。もう濡れても何でも来い!P7220034小滝の連続です。16時過ぎても滝は続き、なるべく直登していき、ザックが重くて届かないときは空身で登って引き上げます。P7220037大岩の連続がこれでもかと続きます。振り返ると駒ケ根の町が見えます。でもどこまでも大荒井沢は続くのです。避難小屋があるので本流の水は飲めないかもと途中の湧水を2リットル汲んで背負います。急に重たくなって足が上がらないよ~!もう体力の限界というときにクマが小屋の屋根を示しました。あ~ついに避難小屋に到着。18時です。先客は3人。キンポウゲやワタスゲが咲いてここは天国か!P7220038空木平避難小屋からは南アルプス鋸から甲斐駒が見えました。南は晴れてる。19時にナント自転車で来た若者二人が入ってきました。駒ヶ根からマウンテンバイクを担いで登ってきたとか、すごい体力!翌朝早く空木岳を越えて反対側の上松に下っていきました。Img_1711_2 避難小屋で着替えて、温かな飲物を取るとホッとしました。さあ夕食を作るぞ。トマトときゅうりとナッツのサラダにペンネアラビアータ。コーヒーで締めておやすみなさい。
7月23日(日) 曇り 5時起床 避難小屋はきれいで、明け方の大雨も防いでくれました。今日は空木岳に登り駒ケ根に降りる標高差1700ⅿの行程です。計画では池山尾根の途中マセナギから荒井沢を下降する予定でした。Photo_37時に小屋の掃除を済ませて、宿泊費2000円を入れて、ザックはデポしてサブザックを持って出発。空木平は高山植物の宝庫。ガスの中でも可憐に咲いていてくれます。P72300428時前に空木岳頂上2863ⅿに到着。写真を撮っているとガスの向こうからナントKWVの先輩たちが現れました。木曽殿山荘からの9班の面々です。山頂での邂逅はなんとうれしいのでしょう。池山尾根の長丁場の健闘と駒ヶ根BCでの再会を願ってお別れしました。クリックしてください。全画面が出ます。Img_0350_2さあ、これから池山尾根をマセナギまで下ります。避難小屋でデポしたザックを背負い、ヨナ沢の頭までガスの中ですが白シャクナゲやナナカマドの白い花、キンポウゲやノカンゾウの黄色い花畑が素敵です。P7230046駒ケ根の町が見えています。ツアー登山の集団が2,3登ってきたので時々待ちます。さあ小地獄、大地獄も抜けてとっとこマセナギです。ここで小雨も降ってきたので荒井沢に降りるのは断念して楽ちんな遊歩道を下ります。林道終点に14時半。タクシーに駐車場まで来てもらい、林道を歩いていると雨が本降りに。ラッキー、タクシーに乗り込み、中田切川林道ゲートのマイカーまで連れて行ってもらいました。3600円。ギッコから電話でもう帰るというので昼食はあきらめて駒ヶ根のBC地へ。間に合って笑顔でハイタッチ。びしょびしょなので温泉が気持ちいい。ここに120名の三田会部員が集合しました。笑顔の先輩、後輩に囲まれて美味しいお酒をいただきましたが、疲れ果てて2次会には行けませんでした。おやすみなさい。

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2017年7月 2日 (日)

6月下旬の羅臼岳

2017年6月28日(水)曇り 朝5時起床 オークンのギターの調べにカモメもうっとり。Photo6時前に朝食をいただき、6時半ウトロを出発。コンビニでポカリを調達。岩尾別温泉に向かう。木の下小屋から羅臼岳まで標高差1400ⅿの長丁場に気を引き締めます。

登り5時間、下り3時間半時間でした。Photo_2 7時に登山者名簿に記入。前に10名ほどが記帳しています。木の下小屋を7時15分出発。201706280715昨日の斜里岳の標高差が912ⅿでしたが、もう腿が痛いのでゆっくり行きます。よく整備された山道を40分ほどでオホーツク展望台へ。蒸し暑くなってきました。650ⅿの岩峰も過ぎ、エンレイソウやウツギの花が朝霧に濡れてきれいです。9時に弥三吉水でのどを潤します。ちょっとした広場になっていて気持ちの良いところです。201706280850utugiすぐに極楽平に出て、プロムナード道ですが展望はありません。仙人坂の急登を過ぎ、汗がしたたり落ちるころ銀冷水に10時到着。冷たい雪解け水が美味しい!この広場にテントが一張り、アイオワボーイが出てきました。なんとスニーカーにビニール雨合羽です。アライテントの前でJETBOILで朝食を作り始めました。スニーカーと最新式の登山用具のこの差は何なの?昨晩はひどい雨だったので引き返してここでテント泊とのこと。アイオワポテトボーイに挨拶して出発。20分で大沢の雪渓に出ました。せっかくアイゼンを持ってきたのだからと装着しましたが、霧の中から現れたトレランシューズのお兄さんは走って下っていきました。ザラメで固くないのでアイゼンは不要でした。1030oosawasekkei霧の中の雪渓登りは結構寒かった。オークンは毛手袋。手袋だけでもあったかい。岩場を乗り越え、また雪の上を歩き、第二の岩場を乗り越え、沢上の道を登ると11時に羅臼平です。木下弥三吉の記念碑の後ろで風を避けて温かなミルクティ、オークンのドラえもん袋から銀座のバウムクーヘンがホールで出てきました。こんな大きな塊をいただきます。Baumukuhenしっかり食べたので元気を出して頂上を目指します。雲の中なのか頂上は見えません。アオノツガザクラが可憐です。ガイド登山の方が6人ほど降りてきました。1145aonotugasakura今日の斜里の天気予報は12時から晴れとなっています。祈りながら歩いていくと。201706281205モチベーションが上がります。なんだ坂、こんな岩と登っていくと岩の上にゆらゆらと変な物体が揺れています。5人のTBSの撮影隊で、7月23日18時からの世界遺産に放映されるそうです。12時20分青空の羅臼岳1660ⅿに登頂。頂上にいらした知床ファクトリのガイドさんがホームページ用http://www7b.biglobe.ne.jp/shiretco/tuusin.htmlに撮影してくださいました。雲海の向こうに硫黄岳方面。201706281243すぐそばに国後島の山々が長く伸びてチャチャ岳1822ⅿまで見渡せます。P6280068ここは地の涯知床羅臼岳です。ついに来てしまいました。P6280072残念ながら斜里方面は雲海でした。ガイドさんたちにご挨拶して、ストックは仕舞って岩を慎重に下ります。撮影クルーも上がってきました。アイダホボーイもスニーカーで上がってきました。岩清水でしたたる水にのどを潤し、霧の羅臼平には撮影隊のテント番が一人残っていました。13時45分大沢雪渓をグリセード?で快適に。Oosawakudari銀冷水でのどを潤し、青空が広がる白樺の林を抜け、ハクサンチドリ?エゾチドリ?Hakusantidoriハクサンフウロ?エゾフウロ?Hakusanfuuro仙人坂を下っているとがやがやとマイクの声が。今頃から登山者が❓北海道警察の遭難者捜索隊でした。60歳過ぎに赤いヤッケの男性を見なかったかと尋ねられ、いいえ。羅臼からの縦走者で頂上を踏んでからウトロ方面に降りるのを間違えて三峰方面に迷い込んでいるとの連絡が入ったそうです。霧の雪渓渡りで赤布を見失ったか、標識を間違えたか。ヘリコプターも札幌から飛んできました。どんどこ降りて、弥三吉水でのどを潤し、オークン差し入れの甘酒で元気を出して、行くとまた救援隊が登ってきます。ご苦労様です。201706281515青空が広がり、木々の間から知床連山が見えます。知床五湖も木道まで見えています。どんどこ降りて最後のオホーツク展望台までくるとまた救援隊3人が登ってきました。日暮れまで2時間しかないしと危惧していると無線でヘリが遭難者を発見したとのこと。よかった!そんなこんなでバラエティーに富んだ羅臼岳登山も16時半に無事木の下小屋に到着して終了。ハードな日帰り登山の後は温泉宿のしれとこ村へ。宇登呂の町の少し山に入った平屋の温泉宿ですが、温かく迎えてくださり、知床観光はシーズンに入ったとかで満室。温泉でゆっくりし、夕食が豪華で毛ガニが丸々一匹づつついて、カニ酢でいただきます。水タコのお鍋にシカ肉の陶板焼き。男山の冷酒でいただきました。
2017年6月29日(木)7時朝食。さんまの塩焼きが熱々で大根おろしと、ナメコ汁に変わり豆腐の陶板焼き。ここのお食事は今回の中で一番おいしゅうございました。8時ウトロを出発して、知床横断道路で知床峠へ。羅臼岳が近い。4月末にスキーでここから登るのが早いかも。P6290094北方領土がすぐ下に見えます。P6290095羅臼の街に出て、道の駅で昆布を買い求めました。クマさんは知床で釣りがしたいとのこと。オークンが知西別川の橋からガタゴト道に乗り入れます。Photo_3クマがすぐに竿を出すとなんと、スイスイ釣れています。Photo_4スマホで撮った写真が横になってしまってます。今度回転させますね。夕方新得屈足のオークン宅に到着し、知子さんと4人で焼き肉平和苑へ。羅臼で採れた行者ニンニクを持ち込んで巻いてパクパク800gも食べちゃいました。P6290100P6290102夜はオークンのコンサート。マーチンのギターやバンジョーを鳴らしてくださいました。P6290105翌日の朝食は知床で育ったニジマスをムニエルでいただきました。オークンの庭で摘んだハスカップのヨーグルト和えと。Photo_5
晴れ、30度になるとか、又沢靴を用意して然別川へ。ここでもクマとオーくんは次々と。Photo_6私もずっとテンカラを投げていたのですが、2時間やってついにゲット。大暴れしました。Photo_7いっぱい遊んで、日が暮れて。もうさようならの時間です。P6300106オークン、知子さん温かなおもてなしをありがとうございました。

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2017年7月 1日 (土)

北海道斜里岳 沢登りもどきコースを楽しむ

梅雨を避けて北海道のオークンと斜里岳と羅臼岳を楽しみました。

2017年6月26日(月)羽田空港13時15分のJALで帯広空港に14時45分到着、オークンが1990年代のいかにもヘビーデューティ使用のカッコいいランクルで迎えてくれました。ボンジュール!一路、足寄から阿寒湖の南を回って斜里登山口の清里に19時到着。涼しい!ホテル緑清荘で北海道の地酒と夕食をいただき、温泉に浸かっておやすみなさい。
6月27日(火) 晴れ時々曇り、斜里岳の頂上は雲がかかっています。7時の朝食を終え、登山口の清岳荘を目指します。Photo林道に入ってもオークンの運転とランクルなら大丈夫。清岳荘の前で登山者名簿に記入。P6270003駐車料金100円、トイレ使用料100円。さあ、久しぶりの沢靴です。斜里岳オンネ・ヌプリ登山道には旧道と新道があり、2011年の岳人に水辺の道特集で旧道は一の沢に絡んで続いているので沢登り用の足回りだと楽しいと記載されていたので、クマも沢タビ、オークンは登山靴にスパッツ。熊鈴をつけて8時半出発。P6270006少し登って林道に出て、一の沢川に降りていきます。まあ北海道のフキの大きなこと。P6270007前日まで雨だったようで水量も多く何回も渡渉を繰り返すので沢靴だと楽ちんです。かっこいい岩が。9時半に一の沢川沿いに続く旧道と尾根道に出る新道が下二股で分かれます。5分で初夏の日差しに輝く水蓮の滝。P6270013登山道は赤布や岩に書かれた赤ペンキで示されています。次々と滝が現れて登りの苦しさを忘れてしまいます。P6270014さあ次は何が出てくるかしら?熊だけには会いたくない。P6270015ヤッホー。へつったり、岩を登ったり、沢登りです。羽衣の滝P6270016まだまだ滝は続きます。P6270018_2さあ、どんどこ登りましょ。ここまで何度も渡渉を繰り返しているし、普通の登山道しか知らない人には大変かも。後続の中年女性ふたりは大丈夫かしら?P6270022だんだん高度を稼げて振り返るとはるか下には斜里の町が見晴らせます。P6270028源頭に近くなって幅が小さくなり、ついに雪渓上に出ました。沢靴でステップを切っていきます。エゾ桜が満開で出迎えてくれました。雪渓の上で鉈をぶら下げた長靴の単独行のおじさんにご挨拶。P6270030
可憐な花にも目を奪われます。キバナシャクナゲとKibanasyakunage雪渓の上の登山道わきには行者ニンニクが。さあ元気をもらって急登を抜けます。馬の背肩の斜里神社で安全祈願。Syarijinnjya頂上直下のチングルマのお花畑Watasuge12時、斜里岳1545m急登をあえいで到着です。オホーツク海に流れる斜里川。P6270031知床半島方面の雲海の向こうにはるか遠くに明日登る羅臼岳の頂が一瞬見えました。P6270034頂上で出会った単独行の横浜の紳士は昨日羅臼岳に登ってきたとか。羅臼岳に熊の気配はなかったとかの報に少し安心しました。オークンのドラえもん袋から大きなトマトが3個出てきました。トマトに塩まで持参してくれたオークンに感謝してかぶりつきます。P6270033チーズにクルミレーズン田舎パン、温かいミルクティーでランチ。沢靴を登山靴に履き替えてさあ下りましょ。これはチシマノキンバイソウ?Kinpouge馬の背をとことこ下って、雪渓を抜けると上二俣で新道へ。竜神の池の分岐を過ぎるとまたまた行者ニンニクの群落。見晴らしの良い尾根道が続きます。こんなに沢から離れっちゃっていいのかなとGPSで確認。熊見峠を経由してようやく下二股に到着。沢道に出て渡渉を繰り返していると少し霧雨が。まあ、いいかとそのまま15時半清岳荘に到着しました。お疲れさま。下山届を登山者名簿に記載して、靴を洗って、ランクルに乗り込み、一路知床へ。17時知床半島オホーツク海に流れるオシンコシンの滝へ。P6270050ウトロに入ってすぐのランタンに宿泊。さすが世界遺産の街、民宿にも台湾人カップルが。夕陽を見ながら知床限定流氷囲み原酒をいただき、海の幸の夕食でした。

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