三伏峠~塩見沢塩見岳プラン
三伏峠から三伏沢を下降して権右衛門沢合流地点にBC塩見沢を遡行して塩見岳にというプランでしたが、2日目の早朝から雨で断念して三伏峠に戻りました。大井川西俣源流の最初の一滴にロマンを感じる沢旅でした。リーダーはM君、メンバーはマリー、ONOS君という若手に我々3人組のジェラ、クマ、アカズの6名で大鹿村役場に集合しました。2016年9月17日(土)曇り 7時半に大鹿村役場に大阪組、横浜組、鎌倉組が集合し、車1台をデポして荷物分けし、2台で烏倉登山口に。やはり3連休なのでかなりの車が駐車しています。3日分の食料は若手が持ってくれました。
それぞれストレッチして9時10分に出発。久しぶりのテント行3日分の荷物が肩に。1630m
林道はしっかりした舗装でどこまで行くのだろう。9時45分登山口に到着。トイレがあります。ここから急登です。
落葉松林の中に紫のお花畑(ONOS君の写真を待ってください)、落葉松の幹にはポリテープが幾重にも巻いてあります。鹿除け、虫除けなのかしら?11時に最初の一本。
ダケカンバとトウヒの森の中は素晴らしい苔に覆われて奥秩父を思い出します。三伏峠まで10分の5と10等分の指標があるので次の目標がわかりやすい。牧場のような転落防止柵や細い丸太の階段に滑り止めが彫ってあったり、手作り感に満ちた山道です。途中に水場もあって、水を沢山担がなくてもよい山旅です。最後の登りがきつくて、大阪からほとんど睡眠をとらないで来たジェラは眠そうです。13時に雲の中の三伏峠に到着。2581m
三伏峠小屋は満員の札。塩見岳への道を分け水場への道をたどり、荒川岳への道を分け、鹿除けの柵を作っている人たちを見て水場へ。枯れた三伏沢を下降します。踏み跡があります。14時に水流が現れ小屋跡の草原で沢靴に履き替えます。
沢岸台地の草原が明るいゆったりとした三伏沢です。
13時半に権右衛門沢との合流地点に到着。左岸に焚火跡を発見、テンバとします。
ターフを張ったり、薪を集めたり分担作業です。すぐ竿を出したクマはもう釣り上げました。
二匹目は大きくて尺ものです。南アルプスのイワナはお腹が婚姻色の黄色が強く、下鰭も白く、初めて見る顔です。大井川中俣イワナです。17時ONOS君にも指導よろしくすぐに釣り上げました。
さあ、イワナをさばいて、塩焼き用に生木に刺し、大イワナはお刺身にします。焚火も燃え上がり、若手を頼りに軽量化を図らずに持ってきた食材はトマトとニンニクとオリーブ油でムール貝のオリーブ油付けとオイルサーディンをバジルソースで煮込みます。鎌倉バゲットの薄切りでいただきます。ジェラが持ってきてくれたシャルドネと合います。マリーに尾西の山菜おこわを作ってもらい、長ネギの焼いたのとゴボウと豚の角煮を煮込んでおかずにします。ショコラケーキとコーヒーで締め。権右衛門沢の水音を聞きながら南アルプスの恵みに感謝です。
20時に就寝。3時から起床した長い一日でした。


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