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2015年8月23日 (日)

恋ノ岐川からオホコ沢へ

憧れの平ヶ岳を源流とする恋ノ岐川へ2泊3日の沢旅に出ることにしました。真理ちゃん日程調整ができなくてごめんなさい。長期予報では曇晴、鷹ノ巣までが長旅なので初日は移動日。鎌倉から関越道小出IC、奥只見湖南東の越後会津境界まで350kmの長旅です。Photo

2015年8月19日(水) 快晴の鎌倉を10時に出発。茅ヶ崎から圏央道、鶴ヶ島から関越に入り、赤城高原で昼食。沼田を過ぎてからは車が減り、快適に新潟に入ります。八海山の裾野を通り、小出ICに14時過ぎ。圏央道が高くてETC6920円もかかります。道の駅ゆのたにで八色スイカを試食させていただき、インフォメーションセンターで鷹ノ巣まで2時間、鷹ノ巣~桧枝岐まで2時間の車旅と教えてもらいます。大湯から奥只見シルバーラインを通って銀山平へ。ここは2002年の9月に園長、ウイチ、オーウチと5人で雨池橋から中ノ㑨林道、灰の又沢出合から遡行して荒沢岳1969mに突き上げて、下った荒沢岳登山道の方が怖いようなヘロヘロになって降りてきた銀山平です。2003年夏には恋ノ岐川をウイチとオーウチと挑戦しようとしたのですが増水で断念、アブ襲来の未丈ヶ岳1553m登山となった思い出の地です。今回は車が1台しかないので鷹ノ巣の清四郎小屋に恋ノ岐橋まで送っていただくことにしました。16時過ぎに鷹巣に着き、高桑さんがよく書いていらっしゃる大白沢の入り口を見に砂子平まで足を延ばしてみました。17時に清四郎小屋に迎えていただき、相客の浜松の女性登山家と露天風呂へ。ここもアブの襲来でおちおち洗っていられません。相客は明日4時に懐電で平ヶ岳に日帰り登山だそうです。往復13時間はみたいので早朝になるとかでもう一組の警察官グループも水4リットルを詰めて早朝4時に出発していきました。

8月20日(木) 曇り時々晴れ 明日は小雨になる予報でちょっと心配のなか、恋ノ岐橋まで清四郎小屋のおじさんに送っていただきました。80歳とは思えない矍鑠とした方で昔はクマ撃ちもしていらしたとか。この辺りは銀山が江戸時代には盛んで銀の道が続く枝折峠には銀山で亡くなった遺骨を撒く骨投沢の名前が残っています。越後駒ケ岳に山スキーで行った時に駐車した石抱橋は銀を隠し持った工人を石を抱かせて拷問した場所だそうです。
8時過ぎに恋ノ岐橋808mに到着。お礼を言ってお別れし、準備をして出発。2台の車が駐車してありました。一人は単独で釣りの方のようです。2015820805橋から降りると恋ノ岐川には河原はなく、川幅いっぱいに流れています。8時20分 2015820820結構涼しいのであまり濡れたくないのですがそうは言ってられません。2015820938狭いゴルジュも出てくるので先を急ぐので左岸にぜんまい道を探すと踏み跡があったので辿ることにします。大荷物に大汗をかいて10時近くに水線まで降ります。深い釜を持つ滝も多くてへつりに腰まで入ります。ウー寒いよ!20158201001_3へつったり、滝を巻いたり、時間がかかります。20158201014
この滝はどこに足がかりがとパズルです。2015820103011時近くに清水沢と合流地点935m。清水小屋跡らしきものはありません。時々陽が射すと、さすが茗溪と言われるだけあって美しい水風景が現れます。残念ながらここでカメラが水没し、ここからはiphone画面です。20158201102_2先を行った単独行の方はここでテント泊とかでイワナを釣り上げていました。ここでランチとし、ラスクとチーズを齧ります。12時近くに釜沢のような景色です。20158201202
6時間歩くとかなり荷が重くなります。14時に三角沢との出合1068m。ここにもテンバがありましたが、もう少し先に行きます。2015820144914時50分、標高1141mの所に良いテンバがありました。さあ薪を集めましょ、テントを張って、火付けも終わり、クマは釣りへ。16時半今日の夕食が釣りあがりました。20158201630小雨が降ってきましたが、良い具合になった焚火で夕食です。紫玉ねぎとトマトとアユの稚魚のオイル漬けで前菜とします。塩焼きもできたし、生ソーセージも焼けました。すぐ傍に生えていたクレッソンの赤出汁と松茸炊き込みご飯で〆。焚火のお蔭でアブも大丈夫です。20時にお休みなさい。雨で干していた沢装束とザックは濡れています。
8月21日(金) 5時半起床。餅入りカニ雑炊にクレッソンで朝食。後片付けをして、勇気を出して濡れた沢支度です。寒いヨ。7時出発。雨は降っていませんが曇り。すぐに階段状滝です。2015082107340000
9時半にオホコ沢出合1389mに到着。この先恋ノ岐川5時間半は長いです。雨も降ってきましたし、山中もう一泊は無しにしてオホコ沢に入り、稜線まで短縮して、空身で平ヶ岳に向かおうという事になりました。オホコ沢に入っても簡単ではなく、滝釜のへつりで腰まで浸かったり、なかなか手強いところもありました。滝の巻にはトラロープも残っていました。途中の二股で迷うところがありましたが、右方向に新しい赤布があったので迷わずにそちらへ。これが間違いの素でした。クレッソン畑のような沢筋を詰めあがると細い流れになり、針葉樹林帯に入ります。根曲がり竹を掴みながら登って行けども薮です。なんと1751mのピョコに向かっていました。登山道に出たのが13時過ぎ。もう平ヶ岳は無理。濡れた体を鞭打って降りましょう。台倉山との鞍部1645mに出ました。本当は赤布の所で左に取ればここへ真っ直ぐに出るはずでした。寒いので沢靴を運動靴に履き替えて、パンにチーズを食べ、雨具も付けて降ります。下台倉山が15時。グレープフルーツが美味しかった!重い荷物に濡れた赤土がいやらしいです。雲も上がってきてさあドンドコ降りましょ。17時に鷹ノ巣登山口に到着。Photo_2
15分歩いて清四郎小屋にご挨拶して車に乗り込みます。携帯が繋がるドコモスポットまで走らせ、17時半に銀山平温泉の奥只見山荘に今晩の予約が取れました。ヤッター!18時半に到着した奥只見山荘はユリが香る綺麗な設えで、汚い山姿の私たちを温かく迎えてくださいました。まず温泉に飛び込み、綺麗になって夕食、コゴミの胡麻和えに山ウドの炊いたん。ビールで乾杯して、地元緑川の緑の冷酒をいただきます。これはよい香りで美味しいお酒です。手造りの桜鱒の燻製に焼きトマト、熱々の魚野川の鮎も美味しい!丸茄子のグラタンも熱々。締めに紫蘇の実のお茶漬けというのもなかなか嬉しゅうございます。デザートはガトーオゥショコラのクリームかけ。クタクタの身に染み込む夕食でした。きれいなお部屋に敷いてあったフカフカお布団でぐっすり寝ましたが、3時半ごろバスの音で目が覚めました。翌日若女将に尋ねると宿の前が平ヶ岳登山のバスの発着場になっているとのこと。やはり早く登り始めないと無理なのね、遠いんですもの。
8月22日(土) 8時に美味しい朝食をいただき、特に地茄子の炊いたんに茗荷がとても美味しゅうございました。コーヒーをテラスでいただいていると陽が射してきました。雪渓を持った越後駒ケ岳が見えます。お宿の可愛いチビスケと遊びながら山靴を外で洗わせていただき、テントもザックも干して、平ヶ岳は登れなかったけれどまた来たいなあと思える銀山平でした。枝折峠で駒ケ岳登山口の車を見て、地元の人も山が好きなのだなと思い、銀の道を探しながらくねくね道を湯之谷に降り、お野菜を買って、心亭でお蕎麦と開高丼をいただき、小出で地酒をお土産にして鎌倉に帰りました。

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