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2015年7月28日 (火)

盛夏の水殿川 沢旅

2015年7月24日(金) 快晴 KWV夏合宿で沢プランは北アルプス前衛の小嵩沢山(こたけさわやま)に突き上げる水殿川遡行に向かいます。6時過ぎに鎌倉を出て9時過ぎに松本ICへ。上高地への158号線で波田のスーパーマーケットに寄り、ジンギスカン肉・野菜等の食料を買い出し。島々を過ぎて、道の駅風穴の里の下、水殿ダム857mに10時過ぎに到着。ダム湖の公園に駐車して沢支度です。2泊3日の食糧が結構重い。下写真の向こうの谷が水殿川です。201507241045midonodamu857m爽やかな風の吹くダム湖を渡り、11時トンネルに入ると、わー!真っ暗です。懐電出せばよかった。出口付近で蝙蝠が飛び立ちました、ヤバ!すると、一人の釣り師が現れ、「スイッチがありますよ」、トンネルに明かりが灯りました。「釣果はいかがでしたか?」「駄目ですね」、去り際に「クマが出るので大声を出したほうがいいですよ」とご忠告をいただきます。東電作業道を声を出しながら進み11時20分ごろ、木苺の藪がかぶさる道で先を行く相棒のクマが「うわー!クマと鉢合わせだ!」と、飛んできました。前方に小さめなクマがコロコロと一生懸命崖をよじ登って逃げていきます。あら大変、ダムに近いこんな所にも居るとは。作業道の曲がるたびに大声で叫びます「出ないでね」。11時30分作業道の詰めの堰堤を越して水殿川913mに降りました。野生のクレソンが沢山、クレソンを摘んでいる間にクマは釣りを始めていますが。201507241135cresson913m12時半ランチにしましょう。安曇野のトマトとパンを食べるのも早く、竿を出してすぐに小さめの岩魚を釣りあげました。201507241245iwana998m水殿川の水流はどんどん増してきます。何故か簡単に思っていた渡渉もストックをフル活用して時にはひざ上まで来ます。結構気の張る渡渉が続きます。岸には踏み跡らしきものもあるのですが、森のくまさん脅威があるので声出ししなければいけません。13:20ヤッコラ沢1051mです。20150725125taki1051m 13:50滝もなく標高は稼げませんが池ノ沢の手前でも渡渉を強いられ、岸も濡れているので昨日雨でもあったのかな?

2015072413501080mテンバは池ノ沢と桂立沢出合の間と決めていたのでそろそろ探しましょう。15時半に優良物件、平らなフカフカ草付き道のようなところを見つけてテントを張ります。標高1208m 薪を早速集めて焚火をしている間にクマは釣り上がります。16時40分大きな岩魚を釣りあげましたが、竿を折られたそうです、あらまあ。でももう一本竿を取り出してきます。201507241642iwana1208m大きなのはお刺身にさばき、中型は塩をします。お刺身用に皮をはぐのに悪戦苦闘していると、またまた大型を釣ってきました。もうカワハギはクマに任せます。201507241718iwana焚火にかざしておいた塩焼きもちょうどよいのでさあ日本酒と行きますか。201507241800takibi川で冷やしておいたビールでまず乾杯し、塩焼きにレモンをして、吉乃川でお刺身をいただきます。一匹だけ卵を持っていたので塩漬けにしたのがちょうどよいあてになります。お刺身にした中骨は焼いて味噌汁のだしになりました。岸に生えていた蕗とクレソンを入れてなかなかのお汁です。さあメインのお肉を平たい石を焼いて石焼にします。こんなにタンパク質食べて良いのかしら?久しぶりの沢歩きに疲れたので20時半にはテントに入りました。夜半にシュラフカバーだけのクマが寒いよと起き上がるとテントに蛍がチカチカと瞬いています。外も蛍が群舞しているそう。こんな豪華なテンバは初めてです。
7月25日(土) 6時前からクマは焚火をしています。コーヒーお茶セットが見当たらないのでコーンスープです。柚子にゅう麺にクレソンとウズラ卵の燻製を入れて朝食とします。
森のくまさんも怖いしお茶セットもないし水量も多いので小嵩沢山は断念して桂立沢まで散歩して引き返すこととします。8時15分桂立沢出合1222mです。今朝はさっぱり釣れません。テントを畳んで9時に川を降りていきます。20150725811katuratatesawa1222m出合の河原に咲いていた河原撫子です。キバナホトトギスも見かけました。20150725815nadesiko 昨日から気になっていた石垣が水殿川にはあちこちに見受けられるのです。昭和30年代までは小嵩沢山には登山道があったと地図には出ていましたが登山道にしては立派な石垣です。20150725859isigaki岸の上にはもっと石垣があるので登ってみると幅広の道が続いています。ちょっと探検気分で辿るとかなり高度感のある崖上を通っています。向こうの岩には隧道が掘られていますが間の道が崩落してしまっています。ヤバイ、水流までかなりありますし木につかまって崖を降りるかな。その下の沢状のところなら大丈夫と思ったのですが結構な傾斜でした。大木のところにいるクマに頼んでザイルを出してもらい、沢状の下までザレザレを降り、木の根でまたザイルを取ってもらい、2回の懸垂下降でした。12時過ぎにヤッコラ沢まで水殿川を降りてきました。12時40分取水堰堤に到着、クルミパンにチーズを挟んでランチです。キュウリもトマトも齧ります。さあここからは作業道です。途中には桂の大木、ミズナラの大木が待っていてくれました。大声でのどが痛くなりましたが。。。201507251345katura975m14時半トンネルに着き、スイッチを入れると結構長いものでした。ダム湖公園には誰もいません。日陰に車を回して沢靴を脱ぎます。15時半にI君に連絡すると前夜祭なのでビレッジ安曇野に宿泊できるとのこと、17時に到着するとサイアクさんたちがビール片手に迎えてくださいました。早速温泉で手足をもみほぐし、20数名で前夜祭で乾杯!
7月26日(日) 暑い安曇野です。各プランは8時過ぎに出発。お見送りして私たちはゆっくり10時過ぎに穂高神社に詣でましたがもう結構な暑さですが、神主さんたちは厳かに儀式をなさっていました。201507261010新田のスイカ祭りで試食させていただき、カモシカを冷やかしに行ってコンパクトなターフを発見。次の沢旅はターフで眠るのかな。穂高温泉の双葉で一升蕎麦をいただき、お蕎麦を満喫。蝶ケ岳から降りていらっしゃる先輩たちを迎えに烏川渓谷を辿り三股へ。沢山の車が駐車しています。もう13時過ぎなので降りられたのかな。出会う事はかなわずビレッジへ戻ります。途中の延命水でのどを潤しました。80周年夏合宿BCでは120数名で乾杯し、無事に合宿を終えたことを祝いました。

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