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2010年8月 3日 (火)

南アルプス夏合宿 大武川遡行

2010年7月29日 今回は若者3人と南アルプス仙水峠に突き上げる大武川プランです。仙水峠に通じる古道があったと言われているので、それも面白いかも。 

木曜からクマが休みを取ったので、ゆっくり午後2時に稲村ガ崎を出発。久しぶりの沢登りなので緊張しながら、暴風雨模様の134号線を平塚まで渋滞もなく抜け、厚木に入ると風は止む。明日の天気が気になります。相模湖から中央高速に入り、17時に韮崎ICを出て、大武川を偵察に行く。武川方面、甲斐駒CCの横を通り、広域農道を飛ばします。篠沢大滝キャンプ場では雨の中をたくさんの親子がBBQしていて夏休みだな~。無舗装道をがたがた行くと人面橋工事中とかでゲートが閉まっている。資料だと二ノ沢まで車が入るようなことだったのに残念!駐車場所がある。林道から見る限りでは広い河原にゆっくりと大武川が流れている。濁流ではなさそう。引き返すと、林道が分かれていて薮温泉鈴木旅館と表示がある。どんな温泉かしら?見てこようっと。林道の奥の別荘地のその奥に一軒家があり、静かな旅館が暗闇の中にありました。伺うと、素泊まりもありますとのこと。明日雨だったらここでもいいかな。さて後の3人との合流地点芦安温泉に向かいましょ。途中で夕食をと思っても20号線に出ても食堂がない。あ、一杯車が止まっている長浜ラーメン、ここのチャーハンが美味しかった。芦安温泉は暗闇の中で市営駐車場が夜叉神峠を指している。引き返してバス停の近くの第2駐車場に止めて、X-TRAILの後部を平らにしてマットとシュラフでおやすみなさい。

7月30日 朝4時に起床。雨は降っていない。kai君が現れ、おはよう!何時に着いたの?八王子に22時のはずだったのが24時過ぎたそうで、余り眠っていないらしい。装備分けをするつもりが、Y君は大きなザックに何だか沢山入っているし、kaiのザックは小さいし、食料だけを持ってもらう。koyurunは何とサブザック?目が点になる。膝を1月に手術して久しぶりの山行なので荷物が持てないそう?? 彼らの車を芦安に残して、5人で武川に向かう。朝日が輝いて、鳳凰三山のオベリスクが見える。篠沢のゲートに駐車して、ストレッチし、6時半軽登山靴で林道に入る。Rimg0525w1000

Rimg0526w1000 7時過ぎに林道脇にラズベリーを発見。美味しい朝の果物でした。しばらく行くと工事の車両が通り、工事小屋もある。岩をパワーシャベルで掬っていたおじさんがこの先の林道は崩れているから注意するようにと声をかけてくださる。Rimg0528w1000

久しぶりの南アルプスの植生は上越や北と違い、滴る水に鎌倉の東慶寺にある岩タバコや紫の額紫陽花が美しい。一ノ沢を越えてしばらく行くと林道が細くなり、崩壊している。ロープが張ってある崩壊箇所を経釣ったり、沢のほうに降りたり、アルミの梯子がかけられていたり応急処置がしてある。

Rimg0529w1000 9時過ぎに本谷に下降し、赤薙沢に出る。ザックを置いて赤薙滝を見に行く。Rimg0534w1000_2赤薙沢を渡り、踏み跡をたどる。本谷は結構な水量ではあるが、古道らしきものが続いていて、大岩のRimg0538w1000 Rimg0541w1000雨宿り場があったりする。踏み後下にkoyurunカモシカの骨発見。滝ノ沢を分けると、日本登山大系による2段10mのヒョングリの滝が立ちはだかる。右岸を巻く。左岸には岩小屋があるそうです。Rimg0542w1000_2河原を行くと、次々に滝の連続。地形図のヒョングリの滝らしきところも巻き、いい加減巻くのに疲れ果てます。カラ沢を分け、どれが鵜の首の滝かわからないうちに巻いています。kaiが左岸を登っている間に右岸に簡単な巻き路があり、対岸の高い尾根の上からkaiの姿が現れ、びっくり。kaiはあっと言う間に河原に降りてきて合流。彼は忍者かしら? Rimg0544w1000  岩の下をハイハイしたり、苦労が続きます。2段の横手の滝が現れ、右岸から巻く。Rimg0548w1000巻き終わると一難去って、また一難。大樋状の流れにへつり用のロープが張ってあるが先のロープが抜けて、スリングが一本打ち込んであるが、川に届かない。kaiのスリングを出してもらい、つなげてようやく岩に足がつく。続いてスリングにつかまって振り子でkaiに確保しでもらい飛び降りる。何とスリリングなこと!もう2時を過ぎていました。3時半前栗沢合流地点1500m付近にテンバ適地の草地発見。kaiが赤沢の出合まで偵察に行って近い事を確認して、今日はここにテントを張ります。Rimg0552w1000 焚き火を起こしてクマは釣りに行きますが、あれだけの滝を越える岩魚はいなかった。残念。

クマ特製のパンチェッタ、牡蠣の燻製、バゲットのカマンベールのせを前菜にしてビールで乾杯。  夏野菜をガーリックソテーして夏野菜のカレーです。

シュラフカバーしか持ってこなかったけれど、乾いた靴下とマイクロフリースも着て、寒くもなく、19時には眠りにつきました。

7月31日 朝4時起床。焚き火を熾して、コーヒーを淹れる。餅入り蟹雑炊を食べて、5時半出発。すぐに赤石沢出合に着く。暗い感じのところでした。6時10分標高1600m辺りの滝。左岸を巻く。Rimg0560w1000 Rimg0564w1000沢が北西に曲がったところから摩利支天が聳え立つ。7時半に摩利支天前沢に合流。登山体系によると本流は六丁ノ滝となっているそうなので、前沢に入って、最初の沢を辿って摩利支天南山稜下部を乗越し、本流に戻る。Rimg0565w1000すぐに摩利支天沢が合流。ようやく歩きやすい沢になり、右に曲がって水晶沢となる。ここで小沢のほうを西に行かなければいけないのに、気持ちのよい水晶沢をしばらく登ってしまう。摩利支天が聳え立つし、おかしいと、引き返す。大岩の横を抜け、トラバースして西に向かうが、ここがザレ場で、落石の危険があるので一人一人離れて登る。小さな尾根にやっとの事で辿りつき木につかまって森林帯に入ると、そこはもののけ姫の世界。ふかふかの苔の上を辿ると椴松や大岩が遮る。かなり登っても尾根に出ない。12時過ぎにもう標高は2300mを指している。ようやく駒ケ岳と仙水峠の間の登山道に出る。13時過ぎの北沢峠発のバスには無理なので、青木鉱泉の本部に連絡を試みるが、繋がらない。次のバスは15時半なので、沢靴を履き替え、仙水峠に下りる。40年ぶりの懐かしい景色だが、雨が降ってきて沢抜けの場所も確認せずに北沢峠に向かう。スコールのような雨でびしょびしょ。14時半北沢長衛小屋、北沢峠には凄い人の列。4列でバスを待つ。バスが3台も増発され、16時に広河原。バスを乗り換え、芦安へ。ここでようやく携帯が繋がり、16時の集合時間に遅れる事を伝える。芦安駐車場でkoyurunnの車に戻り、一路、武川林道口へ。雨も降っていない。あのスコールは局所的だったのかな。ゲートでx-trailに乗り込み、夕闇迫る青木鉱泉に向かうが、初めての林道が結構長かった。ファイヤーが燃え盛る青木鉱泉はKWV三田会の方々100人余りが集合していました。びしょびしょだったので、すぐに鉱泉に入れてもらい、山菜とヤマメの夕食をいただき、ファイヤーに合流。大遅刻した事を申し訳なく、山行報告しました。若者との山行はタケと行って以来ですが、タケはかなり持ってくれたなあ。。。タケは中国で活躍していることでしょう。Y君も一生懸命騎士道精神を発揮していましたし、kaiは忍者のごとく斥候をよく務めてくれました。koyurunnはずっとおしゃべりしっぱなしで、凄い肺活量です。南アルプスを可愛い後輩たちと楽しめたこと、幸せに思っています。ありがとう! 

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